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新年のご挨拶

 新年明けましておめでとうございます。

 皆様におかれましては、健康と幸せに満ちた新春をお迎えのこととお慶び申しあげます。

 旧年中は、組合員・地域住民の皆様には、JAあさか野の事業全般にわたり、格別のご支援とご協力を賜り、心より感謝申しあげます。

 さて、昨年は新型コロナウイルスが感染法上5類に引き下げされたこともあり、各地で大規模イベントやお祭りが開催されるなど、コロナ禍が収束する兆しが見えた一年でありました。JAあさか野でも、新型コロナウイルスの感染防止に努め、組合員・地域住民の皆様の安心と安全を第一に考えた事業運営を行ってまいりました。組合員・地域住民の皆様の温かいご理解とご協力もあり、各事業につきましても計画通りの成果を挙げることができました。重ねて感謝申しあげます。

 昨年を振り返りますと、大谷翔平選手が、MLB史上初の快挙となる2度目の満票MVPを獲得し、さらに日本人選手初となる本塁打王に輝き感動と勇気を与えてくれました。また、33年ぶりに日経平均株価が高水準となり、日本経済への好影響を期待する声が上がったことは記憶に新しいことと思います。

 一方、農業を取り巻く環境は、農業者の減少や高齢化の加速、耕作放棄地の拡大などが益々懸念されます。政府は意欲的な農業参入者を取り込むことを重要とした農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律を4月1日より施行し、これに関連した農地法の一部である下限面積要件の50アールも廃止されました。これらのことから農業経営規模の大小に関わらず農地は利用しやすくなり、今まで以上に農業の多様化が図られると想定されます。

 10月にはイスラム組織ハマスとイスラエルとの軍事衝突がありました。現在も被害がもたらされており、心を痛めるばかりです。また、一昨年から始まったロシアのウクライナ侵攻によりグローバルサプライチェーンの混乱が加速するなか、農業・食品産業にも多大な影響が懸念される事態が続いております。これに加え、地球温暖化問題や世界の人口増加など想定外の事態が発生したことから、農林水産省の有識者会議において「食料・農業・農村基本法」が見直され、農業基本法が25年ぶりに改正される運びとなるようです。

 世界的なインフレーションの影響による農業資材やエネルギーの高騰など依然として厳しい状況にある昨今、原材料の高騰は、生活用品の値上げにも繋がり組合員・地域住民の皆様の生活にも多大な影響を及ぼしていることも事実です。

 このような状況の中、JAあさか野では、中期3か年経営計画の方向性として打ち出した「持続可能な農業の実現」「豊かでくらしやすい地域共生社会の実現」「協同組合としての役割発揮」の3つの柱に基づき、各事業とも目標達成に向け全力で取り組んでまいりました。

 令和6年度は、中期3か年経営計画の仕上げの年となります。役職員一同、組合員・地域の皆様のニーズに応えるべく、一丸となって邁進する所存でございます。

 結びに、今年一年が皆様にとりまして、素晴らしい年となりますよう心からご祈念申しあげますとともに、本年も変わらぬご支援、ご指導を賜りますようお願い申しあげ、年頭の挨拶といたします。

 

あさか野農業協同組合 代表理事組合長 髙橋均